金子大輝、ミャンマーの過激格闘技ラウェイで日本人初王者。ラーメン屋で特訓!

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「世界一過激な格闘技」といえば、何を思い浮かべますか?

ムエタイなんて答える方は結構多いでしょうね。

もちろんそれもそうですが、まだ知られていない格闘がミャンマーにあります。

その競技「ラウェイ」で、日本人がチャンピオンになりました!

ルールは、グローブをつけずに殴り合い、ほとんどの格闘技で禁止されている頭突きも有効。故意でなければ金的さえも有効。肘も有効。

それが「ラウェイ」です。

金子大輝選手は日本人として初めて現地で王者になりました。

体操選手で挫折、就職で挫折、試合では連戦連敗。

深夜のラーメン店で特訓を積み、やっとつかんだ栄光とは。

金子大輝とラウェイ

リングに倒れたミャンマー人王者。

カウント10が告げられると、リング上の金子選手は泣きました。

 「これまでのいろいろな思いがこみあげた」

ミャンマーに四つしかないタイトルを、日本人が始めて手にした瞬間。歴史的な快挙でした。

数百年という伝統を持ち、かつては王の前で披露され、専用のスタジアムも複数あるラウェイ。日本なら相撲といっていい、いわゆる国技です。

これまでミャンマー国内のタイトルをとった外国人はカナダ人が1人いるだけで、あとはすべてミャンマー人でした。

金子大輝、ラーメン屋でラウェイ特訓

金子選手は昼間、ラーメン店でバイト。深夜になると店の2階の一室で、元ボクサーでラーメン屋のオーナーから特訓を受けました。

そこで出されたトレーニングアイデア。

近所の腕に覚えのある若者たちを集め、そのパンチを受けてみる。

とんでもないアイデアですね。しかしラウェイという過酷な競技の練習としては合っていたのかもしれません。

1日に何人もの人からパンチを浴び続けるという練習は、ルールが最低限のラウェイの特訓にはもってこいだったと語っておられます。

金子大輝選手の現在まで

埼玉県生まれで両親はともに体操選手。

小さい頃から体操選手を目指して練習に明け暮れていました。

しかし高校3年の時、酷使した左肩の怪我でリタイア。

 「生活の全部をかけてきた体操がなくなると、何をすれば良いのか、自分でも分からなくなった」。

格闘技マンガ「グラップラー刃牙(ばき)」に憧れて、格闘技に転向。近所の格闘技ジムへ入門。キックボクシングの試合に出場。自分の限界を目指す孤独な闘いだった体操に比べ、相手との試合で成長を実感できる格闘技の魅力にはまったそうです。

その後の進路は警察官。しかし怪我した肩の手術と警察官の採用試験が重なって、試験に落ちてしまいます。

プロ格闘家の道を選んだ金子選手。

単身中国に渡りましたがキックボクシングの2試合は引き分けと判定負け。

そんなとき、知り合いの格闘家を通じて「ラウェイをやってみないか」と誘いを受けます。

他の日本人格闘家も声をかけられていましたが、その過激さからか、受ける人がなかなかいなかったそうです。

最小限のルールで力と力がぶつかり合う様子を「格闘技の原点」そのものと感じた金子大輝選手。まるでグラップラー刃牙の世界観を感じ、参加を決めたそうです。
そして2016年2月、ミャンマーでの初めての試合はなんとチャンピオンが相手。

危険すぎて日本ではスパーリングができず、ぶっつけ本番。

結果は2ラウンドKO負け。しかし、王者相手に「いけるかも」という感触もあったと語ります。

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日本をベースに、年に数回ミャンマーに渡って試合を続けていったそうです。

ミャンマーの地方では王者に勝つ頃、人気が出始めます。

「カネコじゃないか」とミャンマー人たちが集まってきました。

「昨日の試合は素晴らしかった。また来てくれ」「応援しているぞ!」

金子大輝選手が乗る飛行機の機長が「君のファンだ。是非良い席に乗ってほしい」と特別席まで用意されたそうです。

金子選手は気付かないうちに、ミャンマーで有名人になっていました。

その理由は、ラウェイに取り組む金子選手の姿勢にありました。

試合前後のミャンマー伝統の踊りは何度も練習し、地元の選手に見劣らない華麗さ。

さらに、ラウェイの相手を敬う精神を誰よりも理解していると評判になっています。

「力を見せるのは試合の時だけで良い。相手を敬うのがラウェイの考え方だ」

このトレーナーからの教えを実践しているそうです。

それ以来、金子大輝選手は試合後はすぐに相手の健闘をたたえるようになったといいます。

金子大輝選手 対 チャンピオン

事前の予想は金子選手に厳しいものでした。

対戦相手の王者テッアウンウー選手はテクニシャンとして知られる30歳。試合前にファンに聞いても、「カネコのファイトあふれる戦い方は好きだけど、今回は厳しいね」と話していました。

第1ラウンドで金子選手の左フックが王者の顔面を直撃。テッアウンウー選手ダウン。

ラウェイでは、ダウンすると両者はコーナーに戻り、体力を回復させます。過酷な格闘技ならではのルール上の配慮です。

試合が再開そのまま攻め込み、勝利を手にしました。

そして、すぐに対戦相手の元に駆け寄り、肩を抱く。立ち上がる。会場の四方に向かって頭を下げる。

今迄の挫折を乗り越えての、行動、表情でした。

金子大輝選手の今後

「ラウェイではベルトを巻いたから王者ではない。戦績だけでなく、試合ぶりや姿勢などみんなが認める『民衆の王者』こそがたたえられる」

だそうです。

真のチャンピオンになるべく奮闘する金子選手。今後の活躍に期待です!

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