アクション映画の格闘技シーンを分析!「ザ・レイド」のシラット【画像】

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アクション映画の格闘シーンをとりあげて考察します。

その格闘技や武術について、と、映画のアクションシーンというふたつの観点から見てみましょう。

シラット、といえば有名なアクション映画、「ザ・レイド」「ザ・レイドGOKUDO」です。東南アジア地域発症の武術や格闘技は、近年のアクション映画ではよく使用されています。他にもエスクリマ、カリ、アーニスなどの武術があり、「96時間」などの近接戦闘シーンで使用されています。

最近の映画で使用されるシラットとは

シラット、とは東南アジア発祥の格闘術、武術です。インドネシアをはじめとして、マレーシア、さらにはシンガポールまで伝わっています。

勝ち負けではなく命のやり取りを想定し、体重差やルール、武器の有無を問いません。つまり格闘技やスポーツというよりは武術というほうが正確です。

シラットという言葉は総称的なものです。『空手』というようなものでしょうか。

地域によって500を越える流派があり、様々なスタイルがあります。

古くからある伝統武術でもあり、インドネシアの水田地帯では角を持って牛をひざまずかせるような古老の達人もいるようです。似た格闘術にはエスクリマというものもあり、武器術が豊富です。

『ザ・レイド』『ザ・レイドGOKUDO』で見られるシラットは、実際に戦闘になった時の、命のやり取りを想定している激しい描写で表現されています。これは軍隊式シラットと呼ばれています。

インドネシア独立戦争の際に、民兵の戦闘力を短時間で上げるため、体系化されたのが始まりと言われており、軍隊式シラットは様々な国の軍隊のCQC(近接戦闘術)に採用されています。

非常に実践的で、習得しやすく、特に武器を持った相手との近接戦闘でディスアーミングと言われる武装解除技術が多彩です。

2000年を越えたあたりから、前腕を用いて近い距離で短時間の戦闘で相手を戦闘不能にするようなアクションがよく見られるようになりました。

最小限の動き、最短時間で制圧することを目的としています。

特定の型やフォームを重視する伝統武術、という性格は薄いようですが、準備運動や基礎的なエクササイズは割とあるようです。

この雑誌の表紙右端に名前がある、チェチェップ・アリフ・ラフマンさん。

「ザ・レイドGOKUDO」に出演のラスボスの方が基礎的なエクササイズを紹介しています。

「ザ・レイド」のイコ・ウワイス、SWに?

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大変に激しくバイオレントなアクションを見せる「ザ・レイド」シリーズの主演、イコ・ウワイス。「ザ・レイド」と続編で最後の強敵を演じた二人とスターウォーズに出演しています。

前列の2人、そして真ん中の眼帯をした人物がその3人。

イコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアン、チェチェップ・アリフ・ラフマン。

ゲスト出演といった感じです。

ザ・レイド、シラットでのファイナルファイトについて

6~7分間に渡る、イコ・ウアイスとチェチェップ・アリフ・ラフマンという達人同士の激突はあまりにも激しいです。

そのアクションシーンの見栄え、中でも白いセットと赤のコントラストを大事に演出されたシーンです。他の映画から、似たアクションシーンを選んでみました。

最初の一手から、お互いが仕掛け合います。相手の実力を見定めて、少しずつ距離を縮めて、一手ずつ打ち合ってというくだりで緊張感が増します。

さらに仕掛け合い、関節のかけあい、その場にあるものを使用しての攻撃など、複雑さと激しさが増していきます。

最終的には東南アジア武術でよく使用されるナイフ、クランビットを用いた残虐なシーンとなります。

これがクランビットです。

ひっかいたり、防具の隙間に侵入したり、持ち方を変えてリーチを変えたりと多彩な使い方が可能な武器ですが、習熟が必要という一面もあります。

厨房という、武器になるものが多く、白くて清潔な場所を舞台としているのも、アクションが映える要因であり、血液の色が白い床で目立ちます。血液の量が増えるためにも、ナイフでの戦闘、裂傷が必要ですね。

白と赤のアクションシーン

「マトリックス」で有名な、ウォシャウスキー兄弟の異色なクライムムービー、「バウンド」のラストでは、白いペンキに銃撃された適役が倒れこみ、赤と白のコントラストをスローモーションで優雅に見せてくれます。

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強く、美しく、タフな女性が好きな方にはピッタリな一本です。

ハリウッドまで上り詰めた香港ノワールの巨匠、ジョン・ウーは、かつて「ハードボイルド」という映画で、粉にまみれた主役に銃撃された敵の血液が飛び散るという、これまた白と赤の対比が見事なシーンを見せてくれました。

ちょっと画像はボカしています。

確か主人公の名前はテキーラ。ハードボイルドなら、ちがう酒の名前にした方がいいのでは、と思った記憶アリ。

ちがう作品ですが、こちらの方が男女の悲哀、みたいなものが描かれていますね。

黒澤明の「乱」なんかもそうですね。

ちなみに、上のシーンで切られてるのは侍ではありません。カメラの動きと共に、ご覧ください。

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「ザ・レイドGOKUDO」のBGM

「ザ・レイドGOKUDO」のファイナルファイトは非常に激しいです。

しかしBGMは全体的に静謐です。気品さえ感じます。

そのコントラストもまた見事だと思いますね。

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