映画「ロボコップ」を一言でいうと?

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会社や企業の論理によって、死後まで奪われた人生を、取り戻す男の戦い

です。

主人公のマーフィ巡査はデトロイトに赴任しますが、
それは殉職した前任者、フレデリックの補充要因としてです。

この超犯罪都市の警察署での労働の過酷さは、あふれる犯罪者たちの姿に
よって印象付けられます。

デトロイトを開発しようとしているのも、
デトロイト市警を民営化・所有しているのも、
巨大企業オムニ社です。

ロボットに治安を守らせるのは、表向き市民のためですが、
もちろん自社製品やデトロイト開発のためです。

このロボコップ計画に使用された肉体はマーフィ巡査のものですが、
彼、および彼の家族は何も了承していませんし、
許可をとろうとさえされません。

市警を所有するのは巨大企業オムニですから、
警官もまた、オムニの所有なのです。

徹底してます。限定的なシチュエーションですが、
企業論理をつきつめればここまでできるということを、
観客は身に沁みて実感するでしょう。

社内、社外のごたごたを排除する悪党も、結局は
大企業のいち役員からの利益を裏で享受するために動いているのです。
これも金儲けの論理ですね。

黒幕がロボコップによって倒されるのも、会長によって
企業論理からはずされたことが大きな要因です。

運営がうまくいってない警察での業務で再起不能となり、
そのカラダは企業の所有物として好きにされ、
記憶までなくしてしまった男が人生を取り戻す物語。

激烈なバイオレンスはそれを彩るためのものです。

最後にオムニ会長からの質問にマーフィ巡査が答えますが、
それこそ彼がいちロボットではなくなったことの証です。

他のみどころ

他にも注目していただきたい、
または注目してしまうであろう、
およそ見た人の大半が興味を持つポイントをあげておきます。

マイケル・アイアンサイド


こずるさ、知的さを象徴するアイテムとして
使われがちな小道具であるメガネですが、
この映画の彼は徹底的に武闘派です。

ケンカが強いという表現では言い表せないほど好戦的ですが、
メガネをかけてることでグッとリアルさが増します。

本当にやばいやつが少し年をとっただけ、みたいな。

本作のバイオレンス描写をしっかり支える存在感です。

ロニー・コックス


ビバリーヒルズコップ1,2では人のいい刑事を演じてますが、
この「ロボコップ」、そしてシュワルツェネッガーの「トータルリコール」では、
策略家的な性格の悪人を演じています。政治家的な黒幕をやらせたら
むちゃくちゃうまい人です。

ED209(エド ツーオーナイン)


CGがまだない時代、フィル・ティペットによって
動かされる、独特なタッチの動きをお楽しみ下さい。

もちろん、チャチなシーンではありません。

非常に緊張感があり、かつ、弱点の設定もうなずけるものです。

バイオレンス

非常に激しいですが、トラウマになるほどではありません。
苦手な方には絶対オススメしませんが、エンタテインメントの一環として、
お楽しみいただけたらと思います。

冒頭で、こうなってしまうケニー君。

個人的なみどころ

以下に個人的に興味深い点を少し。

宇宙刑事ギャバン?


このロボコップのデザインは、宇宙刑事ギャバンに
影響を受けており、それは公言されているようです。

ポール・バーホーヴェン監督

オランダから来たこの人の個性がいきなり炸裂してる作品。
「グレート・ウォリアーズ/欲望の剣」という昔の映画も、
そこそこエログロだった記憶です。
基本的にこの人の映画はバイオレントですね。
バイオレント系が好きな方は、
「インビジブル」なんかも見てみるといいかもしれません。

しかし、この方の作品の中でダントツいちばんバイオレントはやっぱり
「スターシップ・トゥルーパーズ」でしょうね。

もうひとことだけ

最後にもうひとつ、別のひとことで言い表すなら、
英語のキャッチが秀逸なので、それをあげておきます。

”PART MAN, PART MACHINE, ALL COP.”

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