アクション映画の格闘技シーンを分析!セガールの合気道【画像】

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アクション映画の格闘シーンをとりあげて考察します。

その格闘技や武術について、と、映画のアクションシーン、というふたつの観点から見てみましょう。

今回取り上げるのはスティーブン・セガール。

彼は日本、大阪で合気道を学び、アジア人以外でとしては初めて日本で道場を開きました。

アメリカへ戻ってCIA所属、などの噂もありますが、これについては噂の域を出ないようです。

ただし、セガールは合気道だけを使っているわけではありません。そのあたりを考察してみます。

セガールと合気道

ナイフなどでついてくる攻撃をさばき、手首を捻る。

よく使われる技その①、小手返し。

割れたビンの突きや、上から振りかぶって振り下ろされるような攻撃に対してよく使用されます。

さばいた後で、関節を決めたまま相手の動きをコントロールすることもありますが、たいがいは投げ飛ばしてしまいます。まあ、映画ですから。

その②、入身。

一瞬で相手の懐に入り、ラリアットのようになぎ倒します。

一瞬でさばきと、懐への侵入を行います。

入り身だけで技になっているかもしれません。

一瞬でラリアットのように跳ね飛ばしますが、前腕上部から上腕くらいまでは接触ポイントとして使用しそうな気がします。


「武器に対して」「攻撃のきっかけ」として、このふたつはとても使用頻度が高いです。
セガール自身が講習をしている動画なんかを見ても、入り身を教える回数は多いと思います。

そして問題なのが次。

セガール拳という動き

顔の前で両手を動かし、敵からの攻撃をさばき、技へのきっかけを作ります。

これ、おそらく合気道ではないと思うんですが、どうでしょう。

武器なしでも、ありでもこの動きを多用するセガール。

最も長い時間行うのが、こちらの映画。

沈黙シリーズの正当なる続編、暴走特急です。

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敵のボスと一騎打ちするときに、この動きで翻弄します。

この動きは、セガール映画ではそこそこ見られます。そして、この動きをするアクションスターは他にはいません。

これを最初に見せたのは「沈黙の戦艦」ではなかったかと思います。

この時期はもう少し丸い軌道で手を動かしていましたが、徐々に直線的な動きを織り交ぜるようになったと思います。

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あの「沈黙」シリーズ第一作ですね。

ナイフを逆手にもって、いろんな方向に振り回します。

相手のトミー・リー・ジョーンズも同様のナイフの使い方です。

2人とも、ナイフを持っていない方の手を牽制に使いながら、手数の多い攻撃をさばき合います。

セガールはこのシーンについて、「他にはないアクションシーンに仕上がって、満足している」という旨のコメントをパンフレットに残しています。

確かにこれは他ではあまり見ない振り付けです。この動きを発展させ、また、自身のキャラクター演出として採用したのが、顔の前で手をヒラヒラさせるあの動きではないでしょうか。

個人的には、「セガールが強い」という意味での「セガール拳」の使い手、という表現はあまりしっくり来ません。

それよりは、

あの独特な動きこそが「セガール拳」なんだと思います。

他に見られず、彼が自身のキャラづけとして編み出した動きですから、セガール拳と呼んであげたいわけです。

なんなら、あの動きを「セガーリング」、と呼びたい気もします。

「ダッキングして相手のパンチを交わした」みたいな文脈で、

「セガーリングして相手の攻撃をさばく」というように、あの技術が表現されると面白いなと。

そして、この動きはある程度広範囲に伝承されている格闘・武術的なテクニックのひとつなのではないかと推測します。それがフィギュア8です。

フィギュア8という技術

太極拳などでも似た技法があるそうです。というより、かなり広範囲にわたって、武術的なテクニックとして伝えられている技術です。

それが前腕を8の字の軌道で動かし、防御・さばきから攻撃に移行する技術、フィギュア8です。

最近はやりのシステマでも、カドチニコフによるスタイルでは重視しているという噂もあります。

ハワイ出身で元軍人、キモ・フェレイラさんなんかの動きにも、似ている要素が見られます。

ギタリストでシンガーでもある、セガールは、自身が歌う”Girl it’s alright”のPVで、この動きを少し見せています。

もちろん、戦闘的なものではなく、アジアの子供たちに稽古をつけるようなシーンです。

楽曲としてもおすすめ。

セガール拳とは


セガールがいろんな格闘技や武術を学んでいることは周知の事実です。

いろんな格闘技や武術を研究した時期は、おそらく合気道の修行後にあったと思います。
若かりし日の動画よりも、現在の方が合気道的な要素が少なくなっているからです。

体重増加によって重心移動をともなう合気道の四方投げみたいな技をキレよく見せられなくなったということもあるかもしれません。

東南アジア的な、前腕での手数が多い打撃・攻撃法をアクション映画に採り入れた先達といってもいいのかもしれません。

素早い前腕の技術を用いながら、見栄えのいい合気道を用いて派手なシーンを構成する。これがセガールのアクションシーンのメインと言っていいと思います。

合気道を混ぜずに、近距離で電光石火で相手を攻撃不能にする技術として、「ジェイソン・ボーン」シリーズはこの系統の技術をアクションシーンとして本格採用し、また成功しました。

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こちらは主人公の設定もあって、非常に小気味よいアクション構成ですが、きっかけとしてはセガールはこのシリーズよりも早かったのでは?と思います。

ただ、セガールには自身の格闘表現のようなものがあって、映画に似合うアクションを見せる、選ぶというよりは、自分の表現を重視するタイプなので、現在のセガール拳というキャッチコピーがあるのは、セガールにふさわしい評価のされ方ではないかと思います。

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